※2022年10月時点の情報
こんにちは。
タニモトショウタロウです。
今回紹介するのは、ポルトガルのトマールのキリスト教修道院への行き方。
ポルトガルの山岳地帯に潜む絶景スポットで、世界遺産に登録されるほどの美をもつ絶景スポット。
この絶景は、電車と徒歩で行ける場所にあります。
そんな場所へと、今回はポルトガルのほぼ真ん中に位置する「コインブラ」から、電車と徒歩で行けるルートを紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
目次
ポルトガルのトマールのキリスト教修道院とは?
トマールのキリスト教修道院(ポルトガル語: Convento de Cristo em Tomar)は、ポルトガルの都市・トマールにある修道院であり、12世紀にテンプル騎士団によって建設された。
14世紀にテンプル騎士団に対して解散命令が出た後、ポルトガルに存在したテンプル騎士団は、キリスト騎士団へと改編され彼らが管轄することとなった。
キリスト騎士団は、大航海時代のポルトガルを支え、ポルトガル海上帝国の礎を築いたことで有名である。
1983年に、ユネスコの世界遺産に登録された。
引用元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(トマールのキリスト教修道院)
10世紀もの歴史が詰まっている修道院。
流石に建物自体は経年劣化で所々が脆くなりつつあります。
ですが、なんとか形を保てるように補修を繰り返しており、昔からの景色を保つように努力していました。
ほとんどの場所が綺麗に整備されており、代々しっかりと受け継いで管理されているのが分かるほどです。
特に、内装の保存状態は思わず鳥肌が立つほど、そのまま残されております。
どうやって残したのかが気になるほど。
代々管理されている方々の努力が身に染みます。
他にも見所は沢山。
2階へと登れる場所もあれば、地下へと潜れる場所も。
とにかく散策する場所が多いので、2時間あっても足りないほど。
さて、今回の絶景ポイントですが。
入口から内部に潜りつつ、散策の中盤で広がる「ジョアン3世の回廊」をオススメしたい。
中央に噴水があり、それを囲むように広がる庭園。
自分たちが生きている日常では、味わえないほどの別世界が広がります。
ぜひ、時間を許す限り堪能してほしい。
また、時間があればトマールの街並みを散策してほしい。
水辺に沿って並ぶ街並みは、まさに一流の絵師が書いたような景色に。
ぜひ、こちらも足を運んでほしい。
もちろん、街中にはレストランやショッピングが出来るお店がズラリと。
こちらも合わせて散策して欲しい。
今回試したルートは?
時間 | 片道 ・電車 2時間(コインブラ駅〜レマロサ駅) 乗り換え 5分 ・電車 20分(レマロサ駅〜トマール駅) ・徒歩 20分(トマール駅~修道院) 合計 2時間45分 |
金額 | 片道 ・電車 9.70€(コインブラ駅〜トマール駅) ・徒歩 0€(トマール駅~修道院) 合計 9.70€(約1320円) |
今回試したルートは、「コインブラから電車と徒歩で行くルート」。
コインブラから南下し、乗り換え1回で最寄り駅まで行けるルートを紹介します。
まず、移動時間について。
最初のコインブラ駅〜レマロサ駅までの移動時間は約2時間。
特急列車を使ってしまうとレマロサ駅は停車しないため、大人しく各駅停車を使います。
なので、乗り換えする駅まで2時間と大幅にかかります。
レマロサ駅に到着したら、トマール行きの列車に乗り換えをします。
乗り換えの手間がかかりそうですが、こちらは隣のホームに行くだけに。
なので、地下通路を通って乗り換えするだけ。
5分もかからずに乗り換えすることができます。
ただ、乗り換え先の列車のタイプが一緒なので、かなり戸惑いますよね。
そうなると、行き先表示で確認するしかありません。
乗る前に電光掲示板で表示されている「行き先」を確認してから乗るようにしましょう。
終点のトマールに到着。
ここから20分ほど歩くと修道院へと到着します。
ですが、道中は坂道などが続きます。
なので、体力を充分に確保しておきましょう。
次に、金額について。
コインブラから最寄り駅である「トマール」への運賃は、9.70€(1320円)。
高く感じるところがありますが、これは2時間の移動で9.70€となるので、本気で安い。
なので、妥当な金額かと。
徒歩ルートはもちろんお金はかかりません。
ですが、丘の上まで登っていくルートになります。
なので、体力に自信がない方はタクシーなどを利用することをオススメします。
今回のルートの魅力は?
①駅窓口ではクレジット決済が出来る
②電車の本数が1時間に1本と多い
③座席はゆったりと座れる
④レマロサ駅での乗り換えは5分で出来る
⑤徒歩ルートではトマールの街並みが楽しめる
今回の魅力は5つ。
ほとんどが電車ルートに魅力が詰まっているルート。
ぜひ、参考にしてください。
駅窓口ではクレジット決済が出来る
何やら荘厳な雰囲気のあるコインブラの駅。
ここから入って左側に窓口があり、決済方法がクレジットカードも使えるという話。
これは非常にありがたいですね。
電車の本数が1時間に1本と多い
ネット上での情報になりますが。
電車の本数が、1時間に1本と多い。
ただし、10時過ぎになると次の電車は13時頃になるので注意を。
座席はゆったりと座れる
まあ早朝だったのもありますが。
それでも帰りの電車でも混むことは無かったので、かなりゆったりと座れます。
ただ横5列シートもあるのはびっくりしましたが。
レマロサ駅での乗り換えは5分で出来る
電車から降りて手前の階段を降りれば、隣のホームへと簡単に行くことができます。
5分と記載しましたが、正直なところ2分もあれば乗り換えができます。
それくらい、乗り換えがスムーズにできる駅となっています。
徒歩ルートではトマールの街並みが楽しめる
修道院へと続く道のりでは、トマールの街並みを同時に楽しむことが出来ます。
ポルトガルの生活感が溢れるこの景色を、味わいながら旅が出来るのは魅力的ですね。
今回のルートの注意点は?
①乗車券の購入は窓口のみ
②乗車する電車に注意
③徒歩ルートの案内板に注意
④修道院前の坂道に注意
今回の注意点は、4つ。
旅の最初と徒歩ルートに注意点があります。
充分に注意を。
乗車券の購入は窓口のみ
今回使用した「コインブラ駅」には券売機はありません。
なので、窓口の営業時間内で購入しなければいけません。
営業時間をあらかじめ確認し、スムーズに購入出来るようにしましょう。
また、コインブラ駅は英語で通じますが、トマール駅では英語が通じません。
なので、ポルトガル翻訳アプリを事前に入れておくことをオススメします。
乗車する電車に注意
今回乗車する電車は「エントロカメント」行きの電車に。
それ以外の電車に乗ると他の方面に行ってしまいます。
なので、乗る電車には充分に注意しましょう。
徒歩ルートの案内板に注意
トマール駅から修道院前の坂道までの徒歩ルートには、案内板はありません。
なので、手元のスマホに表示されている地図が頼りに。
データ通信を節約したい方は、あらかじめ地図をスマホにダウンロードしておきましょう。
ちなみにですが、修道院前の曲がり角まで来れば、案内板はあります。
それまでの徒歩ルートには案内板はありません。
なので、この曲がり角までは自力で行くことになります。
修道院前の坂道に注意
修道院前に待ち構えているのは、この坂道。
意外と傾斜があり、荷物が多い人は足腰に負担が来るほど。
途中に分かれ道があり迷いますが、基本的にはどちらのルートで行っても修道院へと辿り着けます。
ここは好みでいけば問題ないかなと。
最後に
如何でしょうか。
ポルトガルにある世界遺産「トマールのキリスト教修道院」への行き方を紹介しました。
実は、ポルトガルの首都「リスボン」から電車1本で行けるルートはあります。
ですが、今回紹介したのはポルトガルの真ん中「コインブラ」から行けるルート。
コインブラから行ける絶景スポットが数多くあり、ぜひ拠点として滞在してほしい。
では、旅の道中には気をつけて。
良い旅路を。