※2021年8月時点の情報です。
こんにちは。
世界の地図を書き直す男、タニモトショウタロウです。
さて、富山県といえば「立山」がとても有名。
その立山と合わせて、よく観光パンフレットで紹介されているのが「黒部峡谷」です。
ではこの黒部峡谷は名前は知ってても、どうやって行けば良いのか分かりませんよね。
一番多かった質問が、「立山と一緒に見に行けますか?」という質問。
答えは、「位置は近いですが、完全に無理です。」
なので、立山と一緒に見に行く時は、富山市内で宿泊していく予定を立てないといけません。
では、なぜ宿泊していく予定を立てなければいけないのか。
今回の記事では、黒部峡谷の魅力はもちろん、注意するポイントまで詳しく紹介していきます。
ぜひ、参考にしてください。
富山県の黒部峡谷とは?
黒部峡谷(くろべきょうこく)は、富山県黒部市、黒部川中流 - 上流にある峡谷(V字谷)である。
飛騨山脈北部を立山連峰と後立山連峰に分断する大規模な峡谷で、国の特別天然記念物(天然保護区域)及び特別名勝指定。中部山岳国立公園に含まれる。清津渓谷、大杉谷とともに日本三大渓谷に選定され、また日本の秘境百選の一つにも挙げられている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
そう、この黒部峡谷は「日本三大渓谷」に選ばれるほど絶景。
あともう2つは分かりづらい所があり、分かりやすいスポットでいくと、1つは新潟県の清津峡です。
よくInstagramやTwitterなどで、トンネルの中の水面に立って、写真を撮るやつです。
恐らく、関東の人たちに聞けばわかるかと。
さて、本題に戻りましょう。
この黒部峡谷、富山の観光スポットで、迷わず上がってくるほどの有名絶景スポット。
一番の魅力は、この黒部峡谷を走る「黒部峡谷鉄道」ではないでしょうか。
一般の旅行客はもちろん、数多くの鉄道ファンもここへと足を運んでます。
何が魅力なのか。
それはもちろん、この鉄道から見える、数々の絶景。
ちなみに乗車時間は約1時間30分と、かなりの長旅。
ですが、この変わりゆく景色を見ていたら、あっという間に終点の「欅平駅」まで到着してしまう程の絶景です。
この乗車時間は、長く感じるより、短くあっという間に感じるでしょう。
もちろん、欅平駅周辺にも絶景の数々が。
峡谷に流れる川まで降りて、川遊びや足湯を楽しむことも出来ます。
また、この黒部峡谷は鉄道や峡谷だけではありません。
終点「欅平」から徒歩で1時間かけて歩いて行くと、小さな秘境温泉があります。
それが、「祖母谷温泉(ばばたにおんせん)」と呼ばれる、屋外に解放されている露天風呂です。
日帰りで入浴が出来るのはもちろん、近くにキャンプ場があるのでテント泊も出来ます。
登山される方が、ぞろぞろとこの温泉に入っていたので、思わず私自身も入ってしまいました。
湯加減、最高でした。
ですが、この祖母谷温泉まで行くとなると、徒歩で往復2時間かかります。
しかも道中は途中まで舗装されていますが、後半は田舎道と険しい道となってます。
そうなってしまうと、他の場所が回れなくなりますので注意してください。
黒部峡谷への行き方は?
まあ予想はしていましたけど、山奥ですね。
まず、この地図だと分かりづらい所があるので、場所を変えてみましょう。
先ほど書きましたが、この黒部峡谷には「黒部峡谷鉄道」があると書きました。
この近くをよく見ると、「宇奈月温泉」という駅がありますよね。
なので、この「宇奈月温泉」から乗り換えて、「黒部峡谷鉄道」へと行くという段取りに。
さて、ここまで分かったら「宇奈月温泉」までどうやって行けば良いかという話に。
なので、今回は「宇奈月温泉駅まで電車で行くルート」を紹介します。
このルートを何も知らずに使うと、とんでもない後悔をします。
そんな後悔をする前に、以下の注意点を確認していきましょう。
このルートの注意点は?
メリットより注意点が多いので、今回は注意点を記載します。
ぜひ参考にして頂けれは幸いです。
乗車時間がとても長い
まずはこれ。
私自身、始発の6時前に乗ってみた所、最寄り駅の「宇奈月温泉」へ8時前に到着するという結果に。
この結果から、乗車時間は2時間と長旅という結果に。
乗り心地も悪いわけではないので、ずっと座るのは問題ないかと。
但し、シーズンが来ると、とんでもない人の数になると聞きました。
座れないのは確実に危ないので、余裕を持って始発近くの列車に乗ることをオススメします。
運賃が高い
そして、次に発生するのがこの問題。
まさかと思いますよね、そのまさかです。
富山県の中心地、富山駅から行くとしましょう。
その富山駅から宇奈月温泉まで、片道の運賃が「1690円」とかなりの値段に。
まあ富山駅からの距離から考えると、この金額になっても可笑しくないですが。
実は、黒部峡谷鉄道と合わせたお得切符があるという話が。
ですが、今回は別の方法で。
今回試したのは、金券ショップから購入できる優待券で行く方法。
そう、この高い運賃を別のやり方で安くできる方法があるんです。
それが、富山電鉄の「株主優待券」です。
この優待券を使えば、電鉄富山~宇奈月温泉間をかなり安い金額で行くことが出来ます。
ですが、こちらの株主優待券は5枚綴りの切符になります。
単品での購入は出来ないので、ここも注意が必要に。
当時の値段としては、1500円で販売されていました。
なので、往復するだけでも半額の値段で行けます。
まあ3枚分余るのは癪ですが、それでも安く行きたいという人かつ、連泊できる方は購入した方が良いかと。
なぜ、連泊者のみなのか。
この株主優待券は、金券ショップに売ってるので、事前に金券ショップへといく必要が。
ただし、この金券ショップは自動券売機という便利なものは置いてません。
なので、営業時間内に行く必要性があります。
そうしてしまうと、日帰りで行く人は寄らないほうがいいとなります。
正直な話、日帰りで使ってしまうと優待券が余ってしまいます。
なので、別の方法を考えた方が良いかと。
もし、日帰りで行くから良いよという方は、お得切符があります。
なので、まずそちらを見てから定価で行くようにしましょう。
富山県民限定プランもありましたので、注意してください。
本数が少ない
極端に本数が少ないわけではないですが、これは注意してほしい点。
1時間に2本と、本数は少なめ。
ですが、行先表示はしっかりと「宇奈月温泉」と書いてあるので、乗る電車は間違えないかと。
平日と休日では本数が一緒でも、出発時刻が違う場合があります。
充分に注意しましょう。
最後に
如何でしょうか。
富山の代表的な観光地でもある、黒部峡谷。
よく富山に行く方で、ここを目指す人は多いです。
ですが、行くのに時間がかかればお金もかかるルート、ということだけは先に確認しておきましょう。
色んな注意点がある黒部峡谷ですが、着いた先には、最高の景色が皆さんを魅了します。
ぜひ、この黒部峡谷へと足を運んでみてください。
では旅の道中には気をつけて。
良い旅路を。